NISA口座を作りたいけど、金融機関や区分の選び方がわからない…
この記事を読めば、初心者でも迷わず設定できるようになります
「NISA口座を開設したいけど、証券会社や口座区分、配当金の設定ってどう選べばいいの？」
そんな不安を感じていませんか？
実は、NISA口座を開設するときに多くの人が迷うのは 「金融機関」「NISA区分」「配当金受取方法」 の3つです。
私自身も最初に開設したとき、「銀行でいいのかな？」「つみたてNISAと一般NISAってどう違うの？」と悩んでしまいました。
でも安心してください。この記事を読めば、それぞれの設定をどう選ぶべきかがスッキリ整理でき、あなたに合った口座設定が分かるようになります。
迷って当然。だからこそ、正しい選び方を一緒に確認していきましょう。
目次
１NISA口座開設で迷いやすい設定項目とは？【初心者向け】
１ NISA口座開設で最初につまずく3つのポイント
１−１金融機関の選び方（証券会社か銀行か）
NISA口座は、銀行よりも証券会社で作るのがおすすめです。
証券会社のほうが投資できる商品が多く、手数料も安いからです。長く投資を続けると、この差が大きな利益の違いになります。
例えば、銀行だと買える投資信託が数十種類しかありませんが、SBI証券や楽天証券では数千種類の投資信託から選べます。しかも、スマホアプリで積立設定も簡単にできます。
つまり、投資の選択肢を広げたいなら証券会社を選ぶのが正解です。
１−２NISA区分の選択（一般NISAかつみたてNISAか）
初心者は「つみたてNISA」を選ぶのが安心です。
つみたてNISAは毎月コツコツと投資でき、長期的にお金を増やしやすい仕組みになっているからです。
例えば、毎月1万円を20年間つみたてNISAで投資すると、利回り3％なら元本240万円が
約350万円に増える可能性があります。一方、一般NISAは短期の投資にも使えますが、初
心者には判断が難しくリスクも大きめです。
安心して投資を続けたい人は「つみたてNISA」、株や短期投資に挑戦したい人は、
「一般NISA」を選びましょう。
１−３配当金受取方法（銀行口座か証券口座か）
配当金は「証券口座で受け取る」ほうがおすすめです。
証券口座なら配当金をそのまま再投資でき、複利の力でお金が効率よく増えるからです。
例えば、年間1万円の配当金を銀行口座でもらってしまうと、
そのまま使って終わりかもしれません。
でも証券口座で受け取れば、その1万円を自動的に投資へ回して
「お金がお金を生む」状態にできます。
資産を長期的に増やしたいなら、配当金は証券口座で受け取る設定にしましょう。
２「迷って当然」だからこそ知っておきたい基礎知識
１金融機関の選び方｜証券会社と銀行の違い
2-1. ネット証券と銀行、どちらでNISAを開設すべき？
NISAを始めるなら、銀行よりもネット証券を選ぶ方が圧倒的におすすめです。
ネット証券は手数料が安く、商品数が豊富で、スマホアプリも使いやすいからです。
銀行は窓口で相談できる安心感はありますが、商品数が少なく、手数料も高めになる傾向があります。
たとえば、同じ投資信託を買う場合、ネット証券なら購入手数料が「0円」なのに対し、
銀行だと手数料がかかるケースがあります。
長期で投資するNISAでは、この差が大きな影響を与えます。
迷ったら「ネット証券」を選ぶのが正解です。
2-2. 初心者におすすめの証券会社3選（SBI・楽天・マネックス）
初心者が選ぶなら「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」の3つがおすすめです。
この3社は口座数も多く、使いやすさ・商品数・お得なポイント制度がそろっているからです。
- SBI証券：国内最大の口座数。三井住友カードで投資信託を買うとポイント還元がある。
- 楽天証券：楽天ポイントで投資でき、楽天経済圏ユーザーに人気。
- マネックス証券：米国株に強く、アプリの操作性がわかりやすい。
この3社から選べば、大きな失敗はしません。
2-3. 金融機関選びで失敗しないためのチェックリスト
NISA口座を開く前に、次のチェックリストを確認しましょう。
チェックポイントを押さえておくと、自分に合った証券会社を選べるからです。
チェックリスト：
- スマホアプリは使いやすい？
- ポイント還元制度はある？
- 投資できる商品の種類は多い？
- 手数料は安い？
- 自分のライフスタイル（楽天経済圏・三井住友カード利用など）と相性が良い？
このチェックリストに照らして選べば、口座開設後に後悔する可能性はぐっと減ります。
３一般NISAとつみたてNISAの違いと選び方
3-1. 一般NISAとつみたてNISAの制度比較
一般NISAとつみたてNISAは「投資金額」と「運用期間」で大きな違いがあります。
制度ごとに投資できる上限や対象商品が決まっているため、
自分の投資スタイルに合った制度を選ばないと後悔する可能性があるからです。
- 一般NISA：年間120万円まで投資可能。株式・ETF・投資信託など幅広い商品を選べる。非課税期間は5年。
- つみたてNISA：年間40万円まで。長期・積立に適した投資信託が対象。非課税期間は20年と長い。
「投資の自由度と金額」を重視するなら一般NISA、「長期の安定成長」を重視するなら
つみたてNISAを選びましょう。
４配当金受取方法の正しい選び方
4-1. 銀行口座受取と証券口座受取の違い
配当金は「銀行口座受取」と「証券口座受取」の2種類があり、それぞれ使い勝手が異なります。
受け取り方法によって「管理のしやすさ」と「再投資のしやすさ」が変わるからです。
銀行口座受取：配当がそのまま現金で入る。すぐに生活費や趣味に使える。
証券口座受取：配当が証券口座に入り、そのまま再投資しやすい。資産形成に向いている。
「使いやすさ」を重視するなら銀行口座、「投資効率」を重視するなら証券口座での受け取りが有利です。
4-2. 長期投資に有利なのは「証券口座受取」
長期で資産を育てたい人には、証券口座で配当金を受け取る方法が有利です。
証券口座で受け取れば、そのまま再投資に使えるため、時間をかけて資産を効率的に増やせるからです。
たとえば、銀行口座に配当金が入ると一度引き出してから投資する必要がありますが、証券口座ならクリックひとつで再投資可能です。
投資の継続がスムーズになり、長期的に資産を育てやすくなります。
「配当金を資産づくりに回したい」と考えるなら、証券口座での受け取りを選びましょう。
4-3. 配当金を再投資して複利効果を高める方法
配当金は使わずに再投資することで、複利効果を最大限に活かせます。
複利とは「利益がさらに利益を生む」仕組みで、時間が経つほど資産が加速度的に増えるからです。
たとえば、配当金を毎回生活費に使うと元本は増えませんが、配当金を投資信託や株に再投資すれば、その分が新たに利益を生みます。
10年、20年と続けるほど、元本＋過去の利益が膨らみ、資産の成長が大きくなります。
「長期で大きな資産を築きたい」なら、配当金は再投資して複利効果を味方につけるのが正解です。
５NISA口座開設のよくある質問（FAQ）
5-1. 途中でNISA口座区分を変更できる？
1年ごとに「一般NISA」と「つみたてNISA」の区分を変更できます。
制度上、同じ年に両方を使うことはできませんが、
翌年からは区分を選び直せるからです。
例えば、2025年は「一般NISA」で投資したけれど、
翌年は「つみたてNISA」に変更して
長期投資に切り替えることが可能です。
途中での切替はできませんが、翌年からは柔軟に選び直せるので、
ライフプランに合わせた運用が可能です。
5-2. 証券会社を後から変更することは可能？
可能ですが、手続きが必要で、時間もかかります。
NISA口座は「1人1口座」が原則のため、
別の証券会社に移す際は金融機関変更の手続きをしなければならないからです。
例えば、楽天証券からSBI証券に変更したい場合、現在の金融機関で「廃止通知書」を
受け取り、新しい金融機関に提出する流れになります。反映まで数週間かかることもあります。
変更は可能ですが、スムーズな投資を続けるために、最初から使いやすい証券会社を選ぶ
のが理想です。
5-3. ジュニアNISA終了後はどうすればいい？
ジュニアNISAは2023年で新規口座開設が終了しましたが、
既存の資産はそのまま非課税で運用を続けられます。
制度終了後も、2024年以降は払い出し制限が撤廃され、
自由に引き出すこともできるからです。
例えば、18歳になる前に教育費で引き出すこともできますし、
そのまま運用を継続して子どもの将来資金に育てることも可能です。
ジュニアNISAは新規では利用できませんが、既存の資産は柔軟に運用や引き出しができる
仕組みに移行しています。
６【コラム】筆者のNISA体験談
6-1. 私がつみたてNISAを選んだ理由
毎月コツコツ積み立てられる安心感から、私はつみたてNISAを選びました。
少額でも続けやすく、将来に向けて着実に増やせるからです。
6-2. 口座設定で失敗したエピソード
最初に配当金を銀行口座で受け取る設定にしてしまい、再投資できませんでした。
証券口座受取に変えたことで、複利の効果を実感できています。
まとめ｜NISA口座の設定で迷わないために大切な3つのこと
NISA口座をつくるときに迷いやすいのは、
- どの金融機関で口座を開くか（迷ったら「SBI証券」を選べば安心です。）
- 一般NISAかつみたてNISAか（長期ならつみたてNISAが安心）
- 配当金の受け取り方法（証券口座受取で再投資できる）
この3つをおさえておけば、スムーズに始められます。
投資は「むずかしそう」と感じるかもしれませんが、最初の設定さえ間違えなければ安心です。
